10月12日の日曜日、小樽で行われた「音座(おんざ)なまらいぶ」というイベントに行ってきました。このイベントは小樽市内の15会場で、アマチュアの演奏者が音楽のジャンル問わず出演して演奏するイベント。すべての会場の入場は無料です。今年はいつも行ってるジャズバーのマスターがジャズトリオ組んで出ることになったので、聴きに行ってまいりました。
ジャズバーのマスターといっても、ジャズを聴くことに関してはプロだけど演奏については素人ですw齢50も後半になって突然ドラムを習い始めて我々がビックリしたのもつかの間、この店の常連さんでその昔ギターでプロを目指したという人(本人曰くたまにジミヘンが降臨するw)と、ジャズバーの向かいにある居酒屋のマスターがベース担当で、店終わったあとで夜な夜な酔っぱらいながら3人で演奏してるうちに勢いで出ることになったらしいw
マスターたちが演奏会場として割り当てられた場所は、とある歴史的建造物の内装を変えてカフェバーとして営業してる素敵なお店でした。マスターは緊張しまくってて、さらにセッティングがなかなかうまく行かないトラブルも乗り越えて、聴いてる我々もドキドキの1曲目、「Mr.PC」が何とか終了wコルトレーンみたくアップテンポまでは行かなかったけど、カッコよかった。そして演奏中にダークスーツを着た上品そうな老紳士が店に入ってきて、誰かの知り合いなのかな?と思ってた。
その後、演奏も割とスムーズに進行し、MCも担当したマスターが渾身のギャグを放って若干スベりつつも無事終了いたしましたw入場は無料とはいえお店もボランティアでやってるわけじゃないんで、我々もビールを注文して飲みまくって演奏聴いていい気分です。何にせよナマ音を聴くのは楽しい。そして打ち上げ会場へ。
会場に着くとマスターが先ほどの老紳士を紹介してくれました。マスターのサッカー仲間らしい。しかも御年76歳にして未だ現役。学生時代は東京でサッカーをやっていたらしく、当時一緒にプレーしてた人には鬼武さん、宮本征勝さん、長沼さん、川淵さん、松本育夫さん、加茂さんって出るわ出るわ。もう我々にとっては歴史上の人物ですよwあとクラマーさんが来た時は「教わりに行きたかったんだけど僕は選抜に選ばれなかったんだよwww」って言ってたw
でも一番シビれたのは、いま所属してるチームが70歳以上の全道大会に出た時、どうしても勝ちたくてチームメイトに電話かけまくって、「こうやってやるぞ」って戦術のすりあわせをして準備して、実際に試合でその通りにやって完勝した、あれは本当にいい試合だったんだって、76歳になっても目を輝かせて話してるのには心の底から感動したよ。いい話を聞かせてもらった。そしてこっそりとお店の人にタクシーを呼んでもらって、「(マスター)さん!あんたドラムよりもサッカーの方がうまいね!」って捨て台詞をはいて颯爽と帰って行かれましたw