関西2日目は奈良へ直行。東大寺へ向かいます。東大寺には今まで何回も行ってるけどここだけは外せない。何回来ても新鮮な気持ちで見られます。
奈良公園の喧噪を離れ、興福寺を通り抜けて、今回はいままで行ったことのなかった元興寺へ行ってみました。ここは人があまりいなくて静かだった。派手さはないけど、建立したのは蘇我馬子だったり(先に飛鳥に建立して平城京遷都後にここに移転してきた)、飛鳥時代の瓦が未だ屋根にのっかってたりする、結構すごい寺である。たぶん下の写真のどこかにその瓦があるらしいのだが…。
収蔵庫で、春季企画展「元興寺の聖徳太子信仰」というのをやっていました。その中で、木造聖徳太子立像(聖徳太子の幼少期の彫刻みたいなやつ)の体内をX線で撮影したところ、中に小さい五重塔が入っていて、さらにその中に金属の塊や折りたたまれた紙片があることがわかったらしい。紙に何て書いてるんだろう…(下らないことしか思い付きません)
展示されていた仏像などとならんで一番おもしろかったのは、元興寺の修理か火災(?)のあとに発掘されたらしい書物。鎌倉か室町くらいの物らしく、夫婦仲がうまくいってない妻が書いたもので、「昔は男が女を選んだけれど、いまは女が男を選ぶ時代。もう女の自分ばっかり我慢するのイヤ!」みたいな内容だったwww現代と変わってないよ、言ってることがwこんな中世の時代から、昔はどうのとか言ってたんだなと思うと面白すぎるwたぶん彼女は元興寺の住職にいろいろと相談してたんだろうなぁ…と妄想。
階段の上は興福寺です
非常にゆっくりと元興寺を見学したあと、缶ビールを買って近くの猿沢池で休憩。旅を通してお天気に恵まれて、暑くてビールもうまかった。このあと興福寺も行こうか迷ったけど前にも行ったことあるし、人が多いので止めた…のになぜかもっと人が多いところに行ってしまいました。
あべのハルカスですw高いところが苦手なくせにせっかくだから上ってみようと。でも行ったらもんのすごい長蛇の列だったので瞬間で断念した。しかしこれまたちょうどここで北海道物産展をやってたので冷やかしで行ってみましたw何かあんまり聞いたことない店とかあった…。でもここも大盛況でした。私らは飲み物売場にクラシックがあるのを目ざとく発見し、購入。大阪の地でクラシックを飲むという僥倖。
さて、お待ちかねの居酒屋の時間です。この日は、前日は定休日だった「正宗屋」へ。
左の「小芋の煮付け」は里芋。だしが薄味でおいしい。そのとなりは「カステラ」。周りのお客さんがみんな頼んでたので、何かわからんけどおいしいんだろうなと思って頼んだw何かと思ったらたぶん魚のこっこを練って固めたものっぽい。そういう味がしたw他は、えんがわとまぐろシソタタキ。ミョウガがおいしい。
そして目の前でだしにひたっている、見るからにおいしそうなおでんも注文。シュウマイのおでんって何か珍しい気もするけど味がしみてておいしかった。たけのこも柔らかい。おでんと違うけど、いか焼きもシンプルな塩味でした。
お店の人も勢いがあって店の中が活気あっていい雰囲気でした。何でこういうお店、札幌にはないんだろうなぁ…。この日は近くでお惣菜を買って(この惣菜屋さんも魅力的だった)、ホテルで少し飲み直して寝落ちしました。