気づいたら年の瀬も押し迫って来ました。毎年思うけど、クリスマスが終わったらもうあっという間に正月ですね。私がいつか叶えたい夢は、我がクラブが天皇杯決勝まで進んで元旦の国立に行って、優勝した翌日は箱根駅伝を道路っぷちで見て、皇居へ一般参賀に行く…というコースである。…しかしいつになっても叶えられそうにないので、ひとまず先に一般参賀に行くという夢を実行することにしてみました。
正月と天皇誕生日に皇居で皇室ご一家が並んで、そこに下々の者たちが日の丸をわーっと振っているという光景、日本人で見たことのない人はいないであろう。あれに私も一生に一度でいいから行ってみたかったのだ。
皇室ご一家のお出ましは午前中に3回。その一番最初の10時20分からの回に間に合うよう、右翼の街宣車の路駐の列を横目に、東京駅から皇居へ向かう。まずは持ち物検査とボディチェックです。
持ち物検査は、試合の時にドームでやってるアレと変わらず。でも結構かばんの中に手を入れて念入りにチェックしてた。ボディチェックを体験したのはさすがに初めての体験ですw女性には女性の警官がやってくれる。ポケットの中身を全部出して、体と腕と足を触ってチェック。ちなみに友人の子ども連れで行ったけど、子どもはノーチェックだった。子どもに凶器忍ばせてたらどうすんだろう…。
終わってから指示通りずんずん歩いて行くと、番号を書いてる看板のところに並ぶよう指示され、ひたすら待つ。うちらは3番の列。ここで30分くらい待ったかなぁ。ちなみにこの日の丸。私もニュースで見るたびに、「あの旗ってどうやって手に入れてるのか」と思っていたが、ここに来る前に大勢のボランティア的な人たちが配っています。まず取りはぐれることはない。ちなみに使ったあとは帰り道で回収している。持ち帰りもOKだそうですが。
やがて1番の列の人たちがゾロゾロと皇居の中に入っていき、しばらくして2番、やっとうちらが入る時間がきた。何年か前にも皇居に来たことはあるけど、この中に入れると思うとワクワクするー。
前に来た時は遠くから見ただけだったこの橋も渡れるのだ。
いよいよ門をくぐりました。それにしてもすごい人の数である。
あの橋にやってきました。さっき並んでた列に、まだたくさんの人が待っている。立ち止まって写真撮りたいんだけど、みんなずんずん歩いて行くから一人でもそんなことしたら迷惑になります。だからみんな我慢して歩きながら写真撮ってるw
遠くに見える門を越えるといよいよテレビでみたあの建物が姿を現した。私の近くを歩いてる人も、「おおーっ!テレビとおなじだ!!」と言っていたw
報道陣もたくさん陣取っている。
人の波に流されるまま中の方までつめたら、いつの間にかベスポジだったwww真っ正面ですよw時計を見るとお出ましの時間まであと30分、またひたすら待つ。
ずっとざわざわしてるんだけどね、場内アナウンスで「天皇陛下のお出ましはまもなくです」って入ると、急にシーンとなるの。物音すら聞こえない。あれは行ってみないとわからないですね。緊張感っていうか姿勢を正しくする瞬間というか。
そして奥のふすまがスッと開いた瞬間、うぉーって声が出てみんな一心不乱に小旗を振り出す。私もテンション上がってうわぁぁしか言えなかったw
天皇陛下がお話しを始めると、訪れた下々の者たちはまた音も立てずにじっとお話を聞く。美智子さまが天皇陛下の横で寄り添うように斜めに立って、そっと見守っていたのが印象的だった。ていうかちょっと泣きそうだった。
お話しが終わったらまた地鳴りのような声ですwあちこちから、「天皇陛下万歳!」の声もたくさん。私は思想的にはかなり右ぎみなのは自覚してるんだけど、万歳っていうのはどうなのかな…とはちょっと思った。正直引いたw
ややしばらく皇族方は手を振ってお応えになり、静かにふすまの向こうへと戻られた。同時に喧噪も終わると、みんなおとなしくまたゾロゾロと引き上げる。最初に右翼の街宣車のことを書いたが、そっち系の人はほんとにたくさんいました。もう見るからに違う世界に住んでるんだなって感じ。顔付きとか服装とか外見もそうだけど、雰囲気とかもヤバい。まぁそういう仕事なんだろうなぁ…。
新しくなった東京駅の見学もしたかったが、時間がなくて断念。今度またゆっくり見に来たいな。
無題
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