今回の岡山戦は新千歳-岡山の直行便の航空券が取れなかったので、神戸空港発着で岡山に移動しました。ということで金曜日午前に神戸空港に到着し、姫路城を見てまいりました。
姫路城に行く前に「姫路ハイボール」を一杯引っかける。この日も暑かった…。
この姫路城は私らにとっては、いわくつきの観光地です。まだコンサドーレを応援し始める前に一度、関西方面を旅したときに行き、城に着いたのが遅くて天守閣の中まで入れなかったのが一回目の失敗、次に2年前、今回のようにアウェー岡山戦の折りに「次は入れるべ」と意気込んで行ったらハンパない混みようで、暑い中大変な行列を1時間以上は並んでみたものの、「こりゃ中に入ってもゆっくり見られないな」と思って断念。
そして三度目の正直とばかりに、「今年こそ姫路城討ち入りだな!ファーッハッハ!」と高笑いしつつ前調べのためHP見たら、現在の姫路城は大天守保存修理のため天守閣の内部の公開が休止になってたwww結界でも張られているのだろうかorzorz
工事の内容は、漆喰や瓦の傷みがひどくなったんで、壁の塗り直しと屋根瓦のふきなおしをするとのこと。平成26年までかかるそうです。ということで現在の姫路城はこんな感じなのでした。
それでもこの工事の期間中は城のすぐ横に仮設の建物をたて、工事の様子を間近に見学できる施設があったんですね。そんな工事を見る機会もめったにないからな。これはこれで幸運だったと思う。
エレベーターで8階まで昇って工事を見学できる。
瓦はすべて取り外されたあとでした。
天守閣(仮)から姫路駅方面をのぞむ。
この施設の中にあった姫路城の歴史を見ると、廃藩置県があって廃城令が出て競売に出され、民間人が落札したんだけどうやむやになってそのまま放置され、その後に陸軍省が買い上げて軍に陣地として使われたりして、一度荒れ果てたんですね。その頃の写真も展示してあったけど、もうホントにただの廃墟だった…。壁はボロボロで、周りに雑草も生え放題だし…。でも陸軍で修繕を担当していた人が先頭に立って国から予算を絞り出したり、市民の有志がグループを作って立ち上がって、やっと「明治の大修理」が行われたんだそう。
それから昭和に入って太平洋戦争の時にも、爆撃の対象になるからってあの美しい白壁が黒く塗られて、それでも焼夷弾が直撃してしまったんだけどなぜか不発だったらしい。城下の町は壊滅的だったけどその中に無事にそびえ建つ姫路城を見て、市民は涙したんだそうです。そんなことで、姫路城はずっと昔から市民から愛されているお城なんですね。
それにしても…。この美しい城の内部を見られる日が来るのはいつのことになるんでしょうかw
お城大好き日本人
無題
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